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ノロウイルス対策とQ&A その20

Q20
患者のふん便や吐ぶつを処理する際に注意することはありますか?


A20
ノロウイルスが感染・増殖する部位は小腸と考えられています。
したがって、嘔吐症状が強いときには、小腸の内容物とともにウイルス
が逆流して、吐ぶつとともに排泄されます。

このため、ふん便と同様に吐ぶつ中にも大量のウイルスが存在し感染源
となりうるので、その処理には十分注意する必要があります。

12日以上前にノロウイルスに汚染されたカーペットを通じて
感染が起きた事例も知られており、時間が経っても、患者の吐ぶつ
ふん便やそれらにより汚染された床や手袋などには、感染力のある
ウイルスが残っている可能性があります。

このため、これら感染源となるものは必ず処理をしましょう。
床等に飛び散った患者の吐ぶつやふん便を処理するときには、
使い捨てのマスクと手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散らない
ように、ふん便、吐ぶつをペーパータオル等で静かに拭き取ります。

拭き取った後は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で
浸すように床を拭き取り、その後水拭きをします。おむつ等は、
速やかに閉じてふん便等を包み込みます。おむつや拭き取りに
使用したペーパータオル等は、ビニール袋に密閉して廃棄します。

(この際ビニール袋に廃棄物が充分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウム
(塩素濃度約1,000ppm)を入れることが望ましい。)

また、ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って
感染することがあるので、吐ぶつやふん便は乾燥しないうちに床等に
残らないよう速やかに処理し、処理した後はウイルスが屋外に出て行く
よう空気の流れに注意しながら十分に喚気を行うことが感染防止に
重要です。

11月頃から2月の間に、乳幼児や高齢者の間でノロウイルスによる
急性胃腸炎が流行します。この時期の乳幼児や高齢者の下痢便および
吐ぶつには、ノロウイルスが大量に含まれていることがありますので
おむつ等の取扱いには十分注意しましょう。



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